フッ素不使用のスキースノーボード用国産日本製ワックスメーカー

レスキューいちばんとフッ素禁止令?

 チームレスキューは 定着しないとされてきたフッ素樹脂を定着させることに成功したワックスメーカーです。この成功が私共の原点にもなりました。
 この定着するフッ素樹脂のワックスを、「レスキューいちばん」と名付けました。

 今まで ほぼフッ素樹脂そのもので作られたワックスは 滑りは良くても定着性が悪く、スタートワックス(すぐに取れてしまう)としてしか用をなしませんでした。それはレース等の競技のみでしか需要のない高価なワックスでした。

 しかし、イチバンが生まれたことで 競技専用のフッ素樹脂のワックスは、汎用簡易のワックスに代わりました。それは持続するスタートワックスでした。
 例えるなら、リッター1000キロ走るガソリンを開発したと謳っているようなもので、作った当初は疑われることもありました。

 さらに値段を相場の4分の1くらいに抑えました。競技でしか使われないワックスは高価にせざるを得ませんが、練習やレジャーでも使えるようになると うんと価格を落とせます。

 そこで、いくつかのスキー場や競技会場で実際に、無料で塗るサービスを始めました。8年間で累計で50万人には塗ったと思います。もっとかも知れません。それはフッ素樹脂で作られたワックスがさっと塗っただけで定着し レジャーや練習でも使用ができることを証明したかったからです。 

 ほぼフッ素樹脂で構成されたワックスを レジャー用途で簡易に使用している国は おそらく日本だけかもしれません。(ひょっとしたら車用のフッ素系粉末をそのまま塗っている例はあるかもしれませんが、滑らず持ちません)
 

 しかし、フッ素樹脂を生産する過程で 環境に悪い影響がでる疑いがもたれ、アメリカでフッ素樹脂の生産や使用に規制をかける動きがありました。(フッ素樹脂そのものはフライパンや、歯磨き粉、紙、医療用途に食品関係にも使われており、比較的安全なはずです)

 そこでスキーワックスも フッ素に代わる新素材が求められています。当然「レスキュー いちばん」もフッ素に代わるもので、簡単に定着し、環境にやさしく、人体に害がないといった要素を満たしながら、かつ確実にフッ素よりも滑るものに変える必要があります。

 それは、昨年完成しました。 「レスキュー いちばん+」としました。

 チームレスキューは定着するフッ素のワックスで小さな成功をしましたが、それを捨てて、新素材で勝負したいと思います。

 

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